調べたら14年前でした。
東京MXテレビの、摩訶不思議バラエティ番組『テレバイダー』。
夫がいない日の夜から深夜にかけて、
しかも『プロ野球ニュース20XX』はシーズンオフなのでお休み、
土曜日の夜22時、ふと見始めて、
この番組のシュールさにひかれて、毎週見るようになりました。
言ってしまえば、すべてが冗談。
その中にちょこっとだけ真実が隠れているような番組の作り込みなのです。
やがて夫も勤務シフトが変わり合流。
その番組が、カウントダウン公開生放送を行うというので、思い切って行くことにしました。
時は2002年の大みそか、場所はテレコムセンター1階のピロティ。
室内ではありますが、暖房はなく、
コート着用、使い切りカイロ持参で臨みます。
さすがに、座るための毛布のような布が敷かれていたように記憶しています。
アンカーマン役の金剛地武志さん、
ほんとうは凄腕のミュージシャンにしてエアギタリストの先駆けなのに、
ビジネスマンスタイルで妙なニュース原稿を読みます。
東京タワーに登る人を「非東京人」と切り捨てる
坂本知子アナウンサーのひたすらクールな物言いもさすがプロ。
アンカーウーマンはなんの予告もなく降板、
突如スタジオを走り去り、タクシーに乗り込む「お約束」も何度もありました。
もちろん大みそかの公開生放送でも、ありました。
実は、『テレバイダー』はこの生放送を最後に終了することになっていたのでした。
この当時、局は赤字運営で、通販番組を増やしたりして、結局黒字は達成されたものの、
制作側の希望と局側の意向が合致せずに、もめているという噂がありました。
寒い日、しかも人を集めるような場所ではない場所に、
たくさんの人を集め、公開で生放送をする、
これが、制作側の最後に見せた意地だったのではないでしょうか。
たくさんの拍手はあったけれど、ハッピーエンドとはならなかった、
だから今でも忘れられない、2003年のスペシャルなカウントダウンでした。
バラエティ番組『テレバイダー』の概要
TOKYOMXで毎週土曜日の22時から23時まで放送されていた情報バラエティ番組。
番組タイトルは「TELEVISION」と「PROVIDER」を組み合わせた造語。
元々3ヶ月限りで放送予定だったものが、キー局の裏番組のどうでもいいことを速報するコーナーや番組放送中にBBSを開設して出演者とリアルタイムにやりとりが出来るなど斬新さが受けて、2001年7月から2002年12月まで放送された。
当時根強いファンができ、ある種のファンクラブもあったとかなかったとか。。。
主な番組コンテンツ
・裏番組速報
・今週の笑っていいとも
・今週の「彼女の部屋」
・エンタメランキング&テレバイダー独自ランキング
・今週の石原都知事ベストアンサー
コンテンツの中身はほぼどうでもいい事実とは関係ないものでその適当さが人気でした。
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